香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

急きょ、PCR検査に行ってきた

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昨日(12月3日)、新型コロナウイルス感染者と関係するビルやレストランの最新情報を見ていたら、なんと3日前の11月30日に会社の同僚2人と昼ご飯を食べた店の名前がある。香港は感染第四波の真っ只中で、外食を避けていたが、この日、新たな同僚A君がやってきたので、一緒にランチに行こうということになったのだ。政府の公式発表をみると、この感染者は、発症した翌日の24日にその店に来店し、27日に感染が確認されていたこともわかった。つまり、我々は、この感染者が来店した6日後に同じ店に行ったことになる。

 

店は、何もなかったかのように、昨日も営業し、店内で食べている客もいれば、持ち帰り用を注文している客もいた。店主らしき男性によると、感染したのはお客さんで、「その後しっかり店内消毒したから心配はない。従業員も全員ウイルス検査をして陰性だった」と言う。

 

発症者が来店してから我々が訪れるまでの6日間という期間をどうみたらいいのだろう?店員は皆陰性と言うけど、まだ潜伏期間で発症していないだけ、という可能性はないのか?

 

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念には念をということで、急きょ政府が市民向けに実施しているPCR検査に行くことにした。検査所は現在4カ所。予約はどこも12月14日ごろまでいっぱいだ。でも、待ち時間を厭わなければWalk In(予約なし)でも検査してもらえるとわかり、A君は午後から休暇をとって検査所へ。私は仕事帰りに行ってみることにした。

 

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A君は、検査するのに一時間半待ったこと、翌日(つまり今日)の午前中には結果がわかると教えてくれた。私は午後6時半ごろ同じ検査所に行った。屋外で並んでいたのは40人ほどだったから並ぶことにした。待つこと約50分。室内に入る順番がやってきた。体温チェックと手を消毒後、指定されたカウンターに行くと、防護服を着てゴム手袋をはめた係員が、アクリル板越しに待っている。香港ID(身分証)を提示すると、係員が私の名前やID番号、携帯番号などをシステムに入力。ここで検査費用240香港ドル(約3300円)を払った。

 

「結果は明日報告します。メールなら午後1時半に通知する。この検査所に聞きに来るなら、午後2時半以降に来て」と係員。

 

メールを選ぶと、「あそこの台にあるパソコンで自分でアドレスを登録してね」ということで、メアドだけは自分で入力。そして検体採取エリアへ進んだ。

 

検査は前回の「全民検査」の時と同じ。鼻と喉を検棒でグリグリ回して検体をとられた。帰宅途中で、いろいろな思いや反省が頭をよぎった。12月14日までの14日間は在宅勤務を優先することにした。

 

https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2020/09/17/235737

https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2020/09/06/091247

 

今日、お昼にA君から「陰性だった。宝くじも当たらないけど、ウイルスにも当たらなかった」と冗談混じりのメッセージが来た。ホッとしながらメールをチェックしたら、私にもメールが来ていた。結果は「No Detected」。陰性だった。メールの発信は午前11時50分で予定より早い通知だった。

 

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とりあえず、ホッとしたけど、あのランチから14日間はまだ油断できない。今日も新規感染者が112人となり、うち100人は地元市民で感染源不明のケースが36人もいる。あの飲食店で第二の感染例が出てこないか注視しながら、気を緩めずに過ごしていこうと思う。