感染者数1000人突破ー新型コロナ
4月11日、香港で新たに11人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、感染者の累計がついに1000人を突破。1001人となった。ただし1日65人の感染が確認された3月27日以降では、1日あたりの感染者数が最低数になった。また、7日間平均の新たな感染者数も減少しており、相次ぐ感染防止策の効果が出てきた可能性がある。
【新たに確認された感染者数】
4月11日:11人
4月10日:16人
4月09日:13人
4月08日:25人
4日07日:21人
4月06日:24人
4月05日:28人
4月04日:17人
4月03日:43人
4月02日:37人
4月01日:51人
3月31日:32人
3月30日:41人
3月29日:59人
3月28日:64人
3月27日:65人(1日あたり過去最高)
この日新たに感染した11人のうち、10人は英、米、日本から香港に戻ってきた旅行者や留学生だ。残りの1人は、香港で集団感染が出たバーを訪れていたケースだった。
3月中旬以降明らかになった感染者のほとんどが、こうした海外旅行や留学先から戻ってきた人たちだ。留学先からの帰国ラッシュはすでにピークをすぎたとみられるから、今後留学生の感染ケースは落ち着いてくると思うが、政府は来週月曜日(4月13日)からは欧米からの入境者全員に対して、到着後に直ちにウイルス検査を実施するよう切り替える。陽性反応が出たら直接病院へ、陰性の場合は14日間の強制検疫となる。(これまでは、帰国後数日内に独自で採取した唾液を指定の検査機関に提出すればよかった)
一方、市中感染の拡大防止策として、引き続き、市民によるグループ行動の人数制限や、レストランの営業規制、バーやカラオケボックス、映画館などの営業を停止などを義務付ける。
(離島と香港市内を結ぶフェリーは乗客でいっぱいー有線テレビより)
ただし、懸念されるのが、10日から始まったイースターの四連休。日ごろの運動不足の解消や気分転換を兼ねて外出する市民が増えている。とりわけ離島には多くの市民が押し掛けており、移動のフェリーもほぼ満席という。こうした事態に衛生署では、「気を緩めたら、爆発的な感染を招きかねない。外食や旅行は控えて」と注意を呼びかけている。
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