香港の経済の自由度、首位から転落
1995年から25年間に渡って世界一経済活動の自由度が高いと評されていた香港だが、2020年はついにシンガポールに首位を明け渡したと、3月18日付香港各紙が伝えた。
これは、米国の伝統基金(Heritage Foundation)が毎年発表している「経済自由度指数(Index of Economic Freedom)」によるもの。世界の179ヵ国・地域を対象に、商売の自由、貿易の自由、税の負担度など50項目を点数化して算出し、合計の平均値で順位をつけている。100点満点で、点数が低いほど自由度が低く、政府による経済活動への干渉が強いことを示す。
それによると、シンガポールは2019年と変わらず89.4点だったが、香港は、昨年の90.2点から89.1点に下げた。
香港の自由度が下がったのは、昨夏以降、大規模な反政府デモが続き、不明朗な要素が増加したからだという。市場の開放度を示す「投資の自由度」や、資金の流れを示す「貨幣の自由」が評価を下げた。(確かに、反政府デモの活動資金がプールされているとみられた銀行口座は、別の理由をつけられて凍結させられたりしてたけど)
香港は中国化が進む中で、政府による言論の自由への締め付けが厳しくなってきていることは日常生活で感じるが、経済活動に対しては、庶民の私にはそういう実感はないかな。
#香港 #経済の自由