週末アウトドア、大盛況
新型コロナウイルス「COVID-19」への感染を警戒して、平日は外出を控えたり、外出先ではオフィス内も含めて常にマスクを付けてる香港市民。さすがにこうした生活が1ヶ月以上続くとそろそろ羽を伸ばしたくなる。ということで最近の香港の週末は、ハイキングやアウトドアを楽しむ人々で、各地ごった返している。
晴天で行楽日和だった今週末も同じだった。昨日(3月14日)は香港の郊外・元朗からバスで乗り継いで「大欖涌水塘」に行ってきた。途中休憩しながら約3時間ほどでダムを俯瞰できる「千島湖清景台」にたどり着いたが、果たしてそこはハイカーでいっぱいだった。
バスを降りたら別世界とばかりにみなマスクを外して歩き出す。いよいよ絶景地点「千島湖清景台」に繋がるポイントとなったとき、上から下山してきた人が、「絶景地点には人が大勢集まっている。この先はマスクを付けて」と注意喚起をしてくれた。そうアドバイスしたくなる気持ちがよくわかるほど、風光明媚な景色を眼下に見下ろせるその場所には、マスクなしで記念写真を撮る市民で溢れかえっていた。
本日(3月15 日)、香港島から船で一時間ほどの東龍島。朝一の船で行ったが、中心部はかつてないほどテントでビッシリ埋まっていた。泊まり込み組が相当いたのだ。子供連れもいっぱい。こちらもみなマスクを外してのんびり楽しんでいる。愛犬も連れてやってきている人たちもいた。
さすがに毎日会社と家の往復で、外食も控える毎日が続けば運動不足にもなるし、精神衛生的には良くない。なので週末はマスクなしで歩けるところを求めたくなるのは誰もが一緒というわけだ。が、そこに行くまでのバスや船、ハイキングコースはともするといつもより混み合っている。却って感染リスクが高まらなければいいなと思う。
それはさておき、キャンプを楽しむ香港市民を見ていて、香港も豊かになったし、香港人も心の豊かさを追求する術を身につけてきたんだと再認識する、COVID-19と戦う今日この頃だ。