香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

街にあふれるマスクや消毒液

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デマまで飛び出して、トイレットペーパーの争奪戦が起こったり、マスクを求めて毎朝長蛇の列を作ったりして、店頭から商品が消えたのは今や昔。2ー3週間前のあの騒動が嘘のように、今度は街にはトイレットペーパーやマスク、消毒液などが溢れ返っている。

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3月3日、香港島の繁華街・銅鑼湾の薬局では、どの店も、マスク、消毒液などが店頭に山積み状態で売られていた。品薄状態の時には498香港ドル(約6900円)で売られていたインドネシアネシア製マスクは298香港ドル(約4000円)になっていた。日本のマスクもよりどりみどりだ。日本では今マスクが店頭から消えて手に入りにくいと言われているが、そりゃそうだ。これだけ沢山、香港で売られているのだから。

 

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3月4日、九龍半島の繁華街・モンコックの薬局も同じような状態だった。銅鑼湾と同じ物が銅鑼湾よりも安く売られていたりしたが、軒を連ねる薬局の数や、店頭のあの大量な品数を見ると、おそらくかなりの在庫がありそうだ。


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マスクや消毒液などで一山あてようと皮算用した店がこぞって大量に商品を調達していたことが、よ〜くわかる。ちょっと浅ましい光景でもある。それとも商売人は誰も考えることが同じというわけか? しかしあれだけ多くの市民がパニクって買いまくっていたのだから、今は相当家の中に在庫を抱えている可能性は大だ。今後、店側はこの大量な商品を処分をしなければならず、値崩れが始まることは間違いないだろう。

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今日本では、感染拡大でマスクなどの衛生用品を必要としている人は多いはず。本来日本で利用されるはずのマスクや薬用石鹸などが香港の店頭で大量に並び、日本人が品薄状態に悲鳴を上げているというのは何とも皮肉な話しだ。

 

#香港 #マスク #新型コロナウイルス肺炎 #トイレットペーパー