「マスクは必要以上にしないで」に市民激怒
新型肺炎が世界中で拡大し、マスクの品薄状態が続く香港で、ついに香港のトップ、林鄭月娥・行政長官が公務員に「必要がない限りマスクはしないで」と通達したようだ。
新型肺炎の拡大を受けて、中国広東省は公衆の場でマスクをしていないと罰金するなど、衛生への意識が低い中国本土では荒療法に乗り出している。ところが香港政府は記者会見の場でも長い期間マスクをつけていなかった。それがようやく最近つけて会見し出したと思ったら、昨日に続き今日(2月4日)の記者会見でも林鄭長官はマスクなしで登場。記者に聞かれて、冒頭のようなことが明らかになった。
中国政府にマスクの供給のお願いをするとか、中国から調達すると言っていたが、どうやらこれも断られたようだ。「マスクが足りず、医療従事者に優先的に供給する」ために、自ら先頭に立ってマスクを外したというわけだが、市民の信用を全く失った香港政府のすることは、どうも裏目裏目に出るばかり。「マスクを着用するな」と言った行政のトップは世界中で初めてじゃないか？と非難ごうごうだ。
写真は、CATVのニュースから
