香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

2回のワクチン接種を終えて

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9月3日に2回目の新型コロナのワクチン摂取を受けてから、まもなく2週間。1回目とは異なる副反応がいくつか出てきたが、大きな問題なく過ごしている。今回は私立病院で接種してみたけど、意外にも、香港政府が行っていた体育館での1回目の方が、全体的にちゃんとしていた印象だ。

 

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(病院のワクチン接種案内)

 

入り口で、携帯に送られてきた下記の予約通知を見せて入館するのは、1回目も今回も一緒だった。

 

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(携帯に送られてきた予約通知)

 

病院ではまず、長〜い行列に並び、誘導に従って、エレベーターに乗る。(定員数より少ないとはいえ、ギューギュー詰めで「密」だった)。

 

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(建物に入ってすぐのロビーで、エスカレーターの奥にあるエレベーター待ちをするワクチン接種予約者達)

 

接種階に着いたら、前回配られたものと同じ注意事項が書かれた同意書(下の写真参照)と、政府支給のマスクを受け取った。(前回は読んだあとに空白の□部分にティックマークを入れるよう言われ、マークしているかどうか職員が確認して回ったが、今回は、手渡されただけだったので、1回目の人の中には読まないで受けた人もいたのでは?)

 

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(前回ティックマークを入れた接種同意書)

 

待合室(=椅子だけにした病室)で待機するが、エレベーターに乗った時点で既に順番はグチャグチャ。係の人がやって来て、早口で広東語と英語で注意事項を説明。その後、男性と女性に分けられて摂取エリアに向かった。(体育館では性別で分けなかった)。

 

摂取は1回目と一緒。本人確認やワクチン名などを聞かれ、接種後、その場で印刷された証明書を受け取って、別の部屋(=経過観察の休憩所)に行く。廊下で「そこの部屋の空いてる席に座って、15分経ったら帰ってください」と言われただけだったので、自分で時間を管理する。病院関係者が部屋に入って周囲を観察することもなかった。(1回目は、15分後の時刻が書かれたメモと職員による退出の呼びかけがあった)。

 

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(即時発行されたA 4サイズの接種証明書の一部分。印字時間も表示されていて、入館から接種まで約20分だったことがわかる)

 

在港邦人のFBで、Aという私立病院のワクチン接種サービスを高評価する書き込みを見たので、高額治療費を取る私立病院はどれほどすごいサービスなんだろうと思って2回目は私立病院を選んだけど、私が行ったB私立病院はたいしたことはなかった。もし3回目の接種が必要になったら、その時はA病院に行ってみようと思う。

 

で、気になる副反応だけど、2回目は、摂取2日目に38度越えの熱が出て身体の節々が痛かったけど、3日目から平熱に。安心したのも束の間、今度は頭から首筋、腕、足とあちこち痒くなった。腕や首筋は赤い湿疹も。それも1日で治ったと思ったら今度は頭痛が起こり、頭痛止め薬を飲んだ。それでも、1回目と2回目とどっちが楽だと言えば、2回目。身体に重い怠さや眠気がなかったからだ。

 

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(2021年9月14日現在のワクチン接種状況)

 

一般的に2回目は、1回目よりも副反応が強いと言われているので、接種の5日前から毎日ビタミンCの錠剤を水に溶かして飲み続けている。会社の同僚が、「知り合いの看護婦さんから『注射を打つ前に、ビタミンCと頭痛薬を事前に飲んでおいた方がいい』とアドバイスを受けた」と教えてくれたからだ。(私は頭痛薬は頭痛になってから飲んだ)

 

最近知ったのは、実は私が接種した体育館は、当初注射をする時に不適切な行動があって市民の評価は最悪だったそうだ。となると、香港によくある、クレームを受けながら、改善していったというわけか。

 

副反応は、2回とも全くなかったという友人もいれば、3日間高熱を出し続けた人もいる。人それぞれで打ってみないとわからないが、職業によっては、会社からワクチン接種を迫られている人もいる。ワクチンを打つ/打たないの選択の自由はあるはずだが、世の中、ワクチン接種を前提に経済活動が動き出してきていることを実感する日々だ。