香港時間 - Hong Kong Time -

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新型肺炎香港でも。街は一気にマスク姿

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武漢で集団発生し、感染者が国内外に広がっている「新型コロナウイルスの肺炎」。香港ではコロナウイルスと判明する前の「原因不明の肺炎」の段階から、積極的にニュース報道して政府も市民も警戒していたが、昨日(1月22日)についに香港でも感染者が出た。このニュースが日中に流れると、夕方には一気にマスク姿の市民が街のあちこちに。やっぱりSARS(重症急性呼吸器症候群)を経験した香港人は、伝染病への意識が高い。

 

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(「香港も防げなかった」との見出しで感染者が出たことを伝える、1月23日付「蘋果日報」)

 

感染が確定したのは武漢からやってきた中国人男性(39)。高速鉄道に乗って武漢から深圳経由で香港にやってきた。この男性が泊まったホテルは、人から人への感染を警戒して全面的に消毒された。そして今朝2例目が発表された。こちらは新界・馬鞍山に住む香港人男性(56)。

 

今日のお昼に薬局でマスクを買ってきた香港人の同僚によると、その薬局は「一人一箱の制限付きで、80香港ドル(約1130円)」。「原因不明」の段階では一箱50香港ドル(約700円)だったから、すでに60%も暴騰したことになる。危機意識を高めて自主的に行動に移すのも香港人らしいが、これを商機としてしまうのも香港ならではだ。ただし、これは究極は命にも関わること。過度な値上げはどうかと思う。

 

#武漢の肺炎 #新型コロナウイルス肺炎 #SARS #香港 #マスク暴騰