香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

地下鉄尖沙嘴駅閉鎖で一駅歩いて出勤

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11月19日(火)。朝、デモ対策で珍しくお弁当を作ったので、テレビニュースも見ずに地下鉄に乗り込み、いつも通り香港島の金鐘駅で、九龍半島に海越えする路線に乗り換えた。果たして、列車は、私が毎朝降りる尖沙嘴(チムシャツイ)駅をス〜ゥ〜と通り越し、次のジョーダン駅で停車した。

 

そうだった。すっかり忘れていたが、昨日の午後にチムシャツイ駅は閉鎖されたんだった! 私の頭の大部分を占めたのは「外出してお昼ごはんを食べたくない」だったから。何たって、催涙ガスが蔓延しているチムシャツイで、外出してまでバカ高いランチを食べたくない。というわけで、久々にお弁当を作ったまでは良かったが、閉鎖された駅がどうなったかは、スッポリ抜け落ちていた。

 

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ジョーダン駅で降り、催涙ガスが蔓延するチムシャツイ方向に南下するのだが、激戦区からは出来るだけ遠いルートを歩きたい。催涙ガスは空気中に滞留しているはずだから、吸い込みたくもないし、皮膚に触れて欲しくもない。で、激戦区から最も遠い西側エリアの主要道路・広東道を南下してオフィスに向かうことにした。

 

途中の路地にも、レンガの残骸(=デモ隊の足跡)があちこちにある。こんな路地裏までデモ隊はやって来ていたとは。行動範囲の広さを実感した。

 

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そして広東道に出てみると、冒頭の写真のようにチムシャツイ方向に向かって黙々と歩く市民の姿が。彼らの後ろ姿に、力強さと真面目さを感じた。すごいパワーだ。


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