香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

移動ー隔離ー移動ー隔離で不思議な感覚

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このブログの最後のUPが9月30日。今日は11月12日だから、もう1ヶ月半音沙汰なしの生活だったわけだ。(冒頭の写真は香港国際空港)

 

このブログを留守にしていた間を辿ると、10月頭に帰省をして、31日に香港に戻ってきて現在は強制隔離で政府指定のホテルの一室にこもっている。

 

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(香港の強制隔離ホテルのチェックイン手続き。場所は駐車場だった)

 

日本に行っていた時は、ブログを書くなどというエネルギーはかけらもなかった。香港に戻ってきてからは一転、ゴロゴロしながらクツロイで、これまた書く気が起こらなかったのだ。

 

そんなホテル隔離生活も今日で13日目。昼間に、昨日のPCRテストの陰性結果が携帯に届いた。明日の23:59にホテル生活もおしまいだ。そう思ったら、なんだか自分にスイッチが入ってきたから、不思議。書く気になった。(といっても、さらに7日間自宅隔離なんだけど)。

 

 

今の気分を書いておくと、日本にたどり着くまでも長い道のりだったけど、着いてからもまた大変。コロナ禍なのに、慣れない土地(日本なんだけど)で、(空気を読むなど)日本のスタイルで動き回らなければならない。隔離を14日間から10日間に短縮するためや、香港に戻るために日本でしなければならない検査など、先回りしてやらなければいけない手続き(つまり頭を使わないといけない)がテンコ盛りで、体力だけでなく、神経も、頭も使いまくり。緊張の連続で心底疲れた。

 

 

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(成田空港でサインさせられた誓約書。機内で配られたのは古い物で、空港で10月1日からのものを渡された。隔離措置変更に伴うもの)

 

香港に戻ってからは、もうコロナ絡みの行政手続きに振り回されることがない気楽さからか、それまでの反動からか、隔離ホテルとはいえゴロゴロしてたら結構心地がいい。

 

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(ホテルの部屋からはいつも青空。気温は知らない。外出しないから気にもならない)

 

部屋から一歩も出られないし、部屋の入り口まで来る人はといえば、3日おきにゴーグルつけて防護服姿でやってくるPCR検査員だけ。リモートワークで昼間は時間が過ぎていくし、完全な孤立状態だからか、世の中のことなんてもうどうでも良くなっちゃったのだ。

 

それよりも、太陽の光をいっぱい浴びて(つまり西向きの部屋)、ビルとビルの間から顔を出す船を見ていい気分になって、のーんびりしていた。


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(ビルとビルの谷間から顔を出す船を見ているのは全然飽きない)

 

今回の帰省と隔離にまつわる細かいことはおいおいテーマ別に書くとして、日曜日からは自宅でさらに7日間の自宅隔離だ。香港は相変わらず1日の新規感染者は5人前後だけど、入境者の隔離は21日間と長い。日本で隔離期間をなんとか10日間に短縮できたけど、10+21=31日が往復の隔離期間。1ヶ月だよ!1ヶ月‼︎ 日本での自由時間よりも隔離期間の方が遥かに長いよ‼︎‼︎。今回は訳あって帰省したけど、コロナがもたらした世の中の激変に、身もお金もついていけないし、時間も費やせない。

 


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(香港らしい風景。空と海がビルで邪魔される)

 

問題なければあと1週間ちょっとで自由の身となるけど、家を出て出社する頃は世間はすっかりクリスマスモードになっているのだろうな。