香港時間 - Hong Kong Time -

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東京五輪の延期、香港の記念切手にも影響


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先日香港郵政局から1通の手紙を受け取った。開けてみたら、東京五輪記念切手の発行延期のお知らせだった。

 

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すっかり忘れていたけど、昨秋、2020年に発行する記念切手シリーズの中に東京五輪に因んだものがあったので、予約していたんだった。香港郵便局は毎年、毎月テーマを変えて記念切手を発行している。で、その予約注文が前年秋なのだ。


手紙の内容は「新型コロナウイルス肺炎「COVID-19」の感染拡大で東京五輪は延期となったため、予定していた五輪記念切手の発行は来年になります」と言ったもの。切手は、冒頭の写真のように、香港選手が活躍する競技をモチーフにしたデザインだった。ただ、来年のいつ発行するかは、IOCによる正式な開催日決定後、追って連絡とのことだった。


五輪関連といえば、香港の空手選手3名(男性2名、女性1名)が五輪を見据えてヨーロッパ遠征中に新型コロナに感染した。

 

一方、記念切手といえば、実は今年はもう一つケチがついた。4月21日に発行された子供をデザインした切手だ。中国版囲碁の上で遊んでいる子どもたちの図案だ。予約受付時の原案は、白と黒の碁に合わせて、子どもたちの服装も黒色と白色だった。しかし、その後黒色はコーヒー色に変えられた。白色のズボンも黄色に変わった。

 

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(左が原案、右が変更されて発行されたもの)

 

郵政局は「純粋に(料金で異なる図柄の)シリーズ全体のバランスを考えて、より良くなるように変更しただけ」というが、ネット上では、香港政府への抗議活動を行っている若者らが黒シャツを着ていることから、政治的要素を配慮して黒色を避けたのだろうと憶測を呼んだ。

 

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(変更して発行されたシリーズ全体)

 

今年はさらに、11月にブルース・リーの生誕 80年を記念する切手も発行される予定だ。これも私は注文しているんだけど、これは予定通りちゃんと発行されることを願っている。

 

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以下はおまけ。2017年の香港の中国返還20周年を祝った記念切手とファーストカバー

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#香港 #東京五輪延期 #記念切手 #李小龍 #ブルース・リー #李小龍生誕 80周年