香港時間 - Hong Kong Time -

香港の今を、日常から、写真と文で読み解きます

今年の中秋節は、ダブル満月を楽しむ市民も

 

 

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都会に落ちてきたかのように海に浮かんだ巨大な満月。空を見上げれは、大きな光のリングに守られているかのようなまんまるのお月様。その2つの満月を挟んでウサギが跳ねているかのように見える雲。中秋節(中秋の名月)の9月21日、人は多かったけど、なんとも言えないこんな幻想的な風景に巡り合った。胃袋にも月(月餅)が入ったことだし、今宵はめでたし、めでたし、の気分だった。

 

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今日(9月21日)は、中秋節十五夜)だ。お昼時には雷がゴロゴロ鳴り、土砂降りになったが、その後は青空が広がって、夜になると満月がくっきりと空に浮かんだ。

 

8年ぶりに「満月」と「中秋節」が重なるというし、散歩がてらにビクトリア公園に行って月見をしてこようかと思ったが、テレビニュースで、観賞用に作った直径15mの巨大満月の話題が流れていたので、ちょっとググって、予定変更。九龍半島のクントン海浜公園の巨大満月を愛でに行ってきた。

 

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地下鉄牛頭角駅を降りると頭上に満月が

 

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海浜公園に向かう道路は渋滞だった。

 

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駅から海浜公園に向かう途中、ビルとビルの谷間からちょうどいい感じで満月が見えた。

 

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満月を撮ろうと思ったら、電柱の光がレンズに入ってきたので、2つ合わせて撮ってみた。上がお月様。

 

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海上に浮かんだ巨大満月。背後の香港島の高層ビル群と妙に合う。

 

 

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満月を囲んで大きな円が描かれたかのような幻想的な光景も

 

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大満月を目の前にして、月見で盛り上がる市民たち

 

 

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海に浮かんだように見える巨大満月。水面に浮かぶ光がユラユラ揺れる。

 

 

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「巨大満月」と「8年ぶりの満月」と言う、ダブル満月の「中秋の名月」を愛でる市民で、夜遅くまでごった返すクントン海浜公園。でも心配不要。今日は夜な夜な月見ができるように、明日は「中秋節の翌日」と言う祝日だ。イベント当日が祝日ではなく、イベントの翌日が祝日と言う、この粋な計らい。市民の夜更かしを想定して、現実的で効率を重視する香港らしい設定だ。ちなみに中国本土はイベント当日が祝日だ。