最近、果物屋など生鮮食品店でやたらと目立つのが、「台湾産鳳梨(台湾産パイナップル)」だ。中には、「支持台農(台湾農家を応援しよう)」という張り紙をつけて売る店まである。
これは、台湾産パイナップルの輸出の9割以上を占めるお得意様・中国が、3月1日から輸入を禁止したため、行き場を失った一部が香港にやってきたわけだ。中国の禁止の理由が、自国の作物に影響を及ぼしかねない「害虫」が確認されたから、というものだが、中国が台湾に対して政治的圧力を強化しているとの見方もある。打撃を受けかねない生産農家を支援しようと、日本などで積極的に輸入する動きが出ているようだが、香港もその例外ではないというわけだ。
店では、「台湾産」と表示して販売しているが、よく見るとパイナップルの表皮についてるシールはさまざま。品種を表示したものもあれば、産地を書いたものもある。一口に台湾産パイナップルといっても、ザッと12種類はあり、缶詰め用に適した品種もあれば、フレッシュな状態でいただける品種もあるという。収穫時期は品種によって異なり、一年中食べられる。
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【台湾産パイナップル 12品種】
「釈迦鳳梨」、「蘋果鳳梨」、「香水鳳梨」、「冬蜜鳳梨」、「甜蜜蜜鳳梨」、「金鑽鳳梨」、「金桂花鳳梨」、「蜜寶鳳梨」、「牛奶鳳梨」、「黃金鳳梨」、「蜜香鳳梨」、「芒果鳳梨」
引用: https://www.gotrip.hk/617191/utm_campaign=copy
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香港でこれほどパイナップルが店頭に並んだことはないと思う。品種によって味も違うし、ドリアンと違って表皮は意外と切りやすい。大好きな果物の一つだし、こんなに身近に沢山出回っているんだから、これはもう、いろいろ買って食べ比べるしかない。