香港時間 - Hong Kong Time -

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ついに出会った!ブルース・リーの記念トラム

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12月18日夜。やっと出会えた!「ブルース・リー生誕80周年記念トラム(路面電車)」!

 

偶然にも、買い物を済ませてビルから出たら、真正面でこのトラムが立ち往生していたのだ。(おそらく、トラム路線に乗用車が侵入して、トラムが通れない状態だったのだと思う)  。何という偶然、(私にとっては)何というLucky!

 

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トラムの車両側面のイラストは、映画「死亡遊戯」のあの黄色い衣装のリー。渋めのリーとキャラクターっぽくしたリーの両方が描かれている。背景は今の香港の高層ビルや観覧車だ。一方、車内は、レトロっぽい車内に合わせて、イラストも色使いも渋めだ。車両の外側と内側で雰囲気を使い分けて、時代を感じさせるデザインにまとめてある。

 

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車内は天井にも何かが描かれていた。ブルース・リー記念車両は3台用意され、うち2台の車両内部はリーの九龍塘の旧宅をモチーフにデザインされているというから、私が乗った車両はこの2台のうちの1台だったというわけだ。(書籍が描かれているのは分かったが、旧宅をどうモチーフにしたのかは良くわからなかった)


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それにしても--。これまでずっと、トラムを見かけるたびに気にしていたけど、なかなか巡り会えず。「3台だけから、さすがに出会える確率低いよな〜。出会えたら、『Lucky Day』と思おう」と決めていた。

 

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そして今日(12月18日)、遂にその日がやってきた。この偶然に至るまでには、ちょっとした流れがある。

 

先週の登山で、休憩した店にトレッキングポールを置き忘れて下山。古いし、グリップの部分が壊れていたので、買い替えることにして、今日銅鑼湾のアウトドア店に立ち寄った。(本当は昨日行きたかったけど、行けなかった)。1軒目の商品はイマイチで、2軒目に。そこで気に入ったのがあったので購入し、「明日の山登りで早速使おう」といい気分になってビルを出た瞬間、ブルース・リーのイラストと「李小龍」の文字が目の中に飛び込んできたのだ。Lucky!

 

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そこで話は終わらない。トラムの進行方向は私の帰宅方向。ダメ元で駆け足でトラム駅に行ったら、道路は渋滞だし、信号待ちもあったしで、なんとか間に合って乗ることができた。Lucky!  (知り合いに見られたら、いい歳して何してんの?と言われること間違いなし)。


この車両の存在を知ったのは、11月29日に、「東洋のベニス」と言われるランタオ島・タイオーに行った際に、たまたま入ったアトリエで、だった。このアトリエの持ち主、アイリーンさんという香港女性が、絵を描くだけでなく、写真家でもあり、トラムを密着取材してまとめた渾身の一冊を解説してくれながら「そういえば27日から、こんな記念車両が走り出したのよ」と言って、トラム運営会社から彼女に送られてきていたこの記念車両のニュースリリースを見せてくれたのだ。

 

沢山の偶然が重なって、やっぱり今日は「Lucky Day」だった。


明日、早速新しいトレッキングポールを使って山登りをしようと思う。それは今から楽しみだけど、このトレッキングポールを見るたびに、偶然の連鎖で起こった今日のこの「Lucky Day」のことを思い出すんだろうな。

 

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https://hongkong2019.hatenablog.com/entry/2020/12/08/170115