香港時間 - Hong Kong Time -

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「半沢直樹2」、香港でも話題振りまく

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あの「半沢直樹」が帰ってきたーー。香港でもこんな風に受け止められて始まった「半沢直樹2」。毎週火曜日の地元紙の娯楽面は、決まって前々日の日曜日に放映された「半沢直樹2」を取り上げて、ドラマのあらすじや視聴率などを紹介。最終回を伝えた9月29日付「明報」は、「今年の最高視聴率を記録」の見出しで紹介する(冒頭の写真)など、香港でも多いに話題を振りまいた。

 

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(地元紙の「半沢直樹2」を話題にした記事)

 

7年前の2013年に「半沢直樹」が放送された時、香港でも人気となり、あの「倍返しだ」を中国語にした「以牙還牙」(牙は歯の意味)が流行った。香港では、“色んな方法”で、ほぼリアルタイムで中国語字幕付きで海外のドラマを見ることができるから、日本で話題のドラマは香港でも同時並行で話題や人気になりやすい。


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(地元紙の「半沢直樹2」を話題にした記事)

日本のトレンディードラマは、90年代から2000年台は香港で一世風靡したが、その後は韓国ドラマに押されがち。そんな中、2013年に放送された「半沢直樹」は久しぶりに香港で大人気となった日本のドラマだった。その続編とあって、注目度は高かった。「半沢直樹2」を話題にしながら、日本の企業文化を解説する特集記事まで出たほどだった。

 

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(ドラマの放映が休みとなり、出演者が集まった生放送編の様子を伝えた「明報」)

 

ネット上では、最終回を見た視聴者たちが、「半沢直樹の正義は実際には実現しがたいけど、見ていていつもスカッとした」、「大和田はじめ皆演技が最高!」、「1000倍楽しめた」「白井大臣の『Ku-ta-ba-re(くたばれ)』の語気は最強だった」、「続編を期待する!」など盛り上がっている。